automake を使用して作成された Makefile には、非常に多くの質の高い 便利なターゲットが定義されています。 今までは手書きで書いていたものが、automake によって自動的に 作成されますので、非常に便利です。
ここでは、標準的なターゲットたちの紹介をします。
all
プログラム全体をコンパイルします。 これはデフォルトターゲットです。
通常は、Makefile.am 内の _PROGRAMS 変数に指定したコマンドが 作成されます。
$ make all |
install
プログラムをコンパイルして実行可能なファイルやスクリプトなどを 実際に使う時に置く場所へコピーします。
$ make install |
uninstall
install ターゲットが作成した全てのインストール 済みファイルを 削除します。
$ make uninstall |
clean
プログラムを普通に作ったときに出来たファイルを消去します。 *.o などが対象になります。 通常、再コンパイルをするときに使用します。
$ make clean |
mostlyclean
clean と違い、作成したプログラムなどを消去しません。
$ make mostlyclean |
distclean
配布に含まれていたファイルだけを残して、他のファイルを消去します。 Makefile なども消去されますので、再コンパイルにはソース tarball を 展開した直後のように ./configure の実行が必要になります。
$ make distclean |
dist
配布用の tarball (.tar.gz) ファイルを作成します。
$ make dist |
tags
プログラムに対する TAGS テーブルを更新します。
$ make TAGS |
info
info ファイルを生成します。
$ make info |
dvi
dvi ファイルを生成します。
$ make dvi |